- Interview #9
- ビルディングマネジメント部
主任 - Keisuke Shinoda信田 圭介
- 2016年入社
Profile
コンサルティング営業職としてインヴァランスに新卒入社。約2年半を経たのち、社内公募制度を活用し、ビルディングマネジメント部へ異動。現在、フロント担当として約30棟のマンションの建物管理を行っている。
全てのステークホルダーに
寄り添いたい。
ビルディングマネジメント部では、マンションを購入されたオーナー様に代わって建物の管理業務を行っています。10名のメンバーで、当社が展開する約140棟・7000戸のマンションを管理。物件の点検、管理に必要な業者の手配、管理規約の作成、理事会の運営など、多岐にわたる業務に奔走する毎日です。インヴァランスが展開しているのは投資用マンションがほとんど。なので、部屋に実際に住んでいる方と、その部屋のオーナー様は別々の場合が多いです。分譲マンションの場合には、同じマンションでも部屋ごとにオーナー様が違います。たとえば100部屋の単身者向けマンションなら、100人のオーナー様と100人の入居者様がいる、と言うと分かりやすいでしょうか。全員の意見を一致させることは現実的に難しいため、マンション内での意思決定が必要な際は総会での多数決が行われます。ですが、私が大切にしたいと思うのは、できる限りすべての声に耳を傾けること。意見をすべて取り入れることはできなくても、寄り添うことはできるはず。そう考えて、オーナー様・入居者様と丁寧にコミュニケーションを取ることを心がけています。
“維持”するだけでは、
良い管理とは言えない。
2年ほど前、ある担当物件の大規模修繕を行いました。計画当初に予定していたのは、外壁の塗装と屋上の防水工事など。多数のオーナー様からその内容で合意を頂いていましたが、一部のオーナー様から、他の場所にも手を加えられないかという意見が上がりました。その声にも応えたいと思い、施工業者の協力のもと、限られた予算内で実現できること、できないことを取捨選択。約半年にわたって総会で議論を重ね、修繕内容について全員に納得していただくことができました。結果的に、当初の予定にはなかった駐輪場やエントランスの改修も実施。工事が終わったあと、あるオーナー様からは「こんなに建物の印象が明るくなると思わなかった!」と喜びの声をいただくことができました。一般的に「建物管理」と呼ばれるこの仕事ですが、私たちは、その言葉以上の使命を担っていると考えています。単に建物の状態を維持すればいいわけではない。オーナー様の大切な資産の価値を“保つ”のではなく、“高める”こと。そこにこそ、私たちの存在意義があると思うのです。
自分自身の価値も、
高めていく。
個人的な話になりますが、実を言うと、もともと私は教員を目指していました。インヴァランスには新卒で入社しましたが、その際も「3年ぐらい一般企業を経験してから教員になろう」と考えていたんです。面接で正直に伝えたところ、当時の面接官から「それでも全然かまわない。3年間全力で取り組んでみて、また考えればいい」と言われ、懐の深い会社だなと感じたことをよく覚えています。そして現在、気づけば入社してから8年が経ちました。「何かを教えることで相手のためになりたい」という教員を目指していたころからの軸は変わっていませんが、今ではこの仕事をずっと続けたいと思うようになりました。建物に自分が介在することで、本来は築年数を経るごとに目減りしていく資産価値を逆に高めることができるという奥深さや、誰かの大切な資産を任せていただけるやりがいに、いつからか夢中になっていたんです。そして、インヴァランスで過ごすこの日々を通じて、自分自身の人材としての価値も高めていきたい。そんな想いを胸に、今日も現場へ足を運びます。
Keisuke Shinoda’s WAY