つくりだす建物は、設計士にとっての財産にもなる。

Go Original Way

Interview #7
建築設計部
係長
Shingo Otaka大髙 慎吾
2020年入社

Profile

建築学科を卒業後、建築士として設計会社に就職。数名規模の設計事務所から大手ハウスメーカーまで4社を渡り歩き、戸建て・アパート等の住宅設計を経験してきたが、スキルをさらに磨ける環境を求め、2020年中途入社。

建物が生まれるまで、
すべての工程に携わる。

建築設計という道で生きていくからには、「自分の作品」と呼べる仕事を残したい。設計士として働く人の多くは、そんな想いを持っているはずだと思います。自分も例に漏れず、その一人でした。そして、インヴァランスに入社したことで、その願いをやっと実現できたと感じています。これまで、個人設計事務所や大手ハウスメーカーの設計部など4社を経験してきました。しかし、どの会社でも分業体制を敷いており、建物づくりの一部分にしか携わったことがなかったのです。前職のハウスメーカーでは、専ら、土地に建てられる建築物の規模を算出するボリュームチェック業務ばかりを担当していました。その領域に関するスキルは磨くことができましたが、完成した建物を見ても、あまり手応えを感じられなかったのが正直なところです。そんな仕事の仕方に物足りなさを覚えたのが転職の大きなきっかけでした。インヴァランスでは、ボリュームチェックから基本設計、実施設計、そして設計監理まで、すべてを一人の設計士が担当します。その分、覚えるべき知識、考えるべき観点が多く、責任もプレッシャーも大きいですが、だからこそ設計士として「自分がつくった」と胸を張って言える仕事ができるんです。

設計士の想いが、個性が、
そのまま形になってゆく。

担当しているのは、当社が展開しているマンションブランド『CREVISTA』。私たち設計部では「唯一無二のマンションをつくり続ける」ことを矜持としています。同じブランドであっても、土地の特性や、周囲の景観、そしてそこに暮らす人は、すべて違う。一棟ごとにベストなあり方を追い求め、設計士がそれぞれに意匠を凝らしています。また、自社ブランドのマンションですから、私たち自身が施主の立場でもある、という点も、設計士として働く上での魅力です。担当設計者がデザインを慣習し、建築設計部内でデザインを協議する。担当者のデザインの意思が反映されやすいため、やりがいを強く感じます。また、デザインへのアドバイスをいただくことで、自分の設計士としての新しい発見にもつながっています。誰かの意向に左右されることなく、自分のこだわりを形にすることができる。クリエイターとしてこれほど刺激的な環境はなかなか無いと思いますね。街で『CREVISTA』の前を通りがかると、外観を見ただけで「これは○○さんが設計した建物だな」とすぐに分かります。それぐらい、設計士一人ひとりの個性を形にしやすい環境が、インヴァランスの設計部の大きな特徴です。

自分らしさを、建物にしたい。

私が担当する物件では、外壁の材質に特にこだわっています。色々な種類の石材を組み合わせて特徴的な見た目にしてみたり、鋳物を活用した装飾性の高いデザインにしてみたり。最近、手がけた横浜の物件では、街の雰囲気に合わせて重厚感のあるレンガ調の外観をデザインしました。言うまでもありませんが、住む人にとっての快適さは決して忘れません。その上で、“建物の外観も住み心地の一部”と考えるのが、私の設計の大きな特徴です。毎朝、マンションを出るとき。一日を終えて帰宅するとき。必ず自分が住むマンションの外観は目にするはず。そのときに、「ここに住んでいること」がちょっと嬉しくなったり、誇らしくなったりする。そんなマンションをつくりたいんです。そのためにこれからも、一棟一棟に想いを込め、工夫を凝らして、自分ならではの設計を続けていきたいと思います。自分が手がけた物件を見上げるたびに、設計士としての自分のキャリアも、どんどん上へと伸びていくような気がするのです。

Shingo Otaka’s WAY

すべての仕事を、自分の代表作にする。大高慎吾

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